「24 in PDX」part2
「18:06」
『Heathman Hotel (ヒースマン・ホテル)』にて、大親友ペドロに電話。
実は、ペドロにはこの1泊3日の弾丸旅行計画を伝えていました。
時間が無くて今回は会えないかもとも思ったけれど、いや、まだ18時じゃん、20時にはペドロの家に着けるっしょってことで、結局会うことに。
早速行動開始!
「19:02」
今回は日本から何もお土産持って来てなかったから、ペドロの子供達にと思って、『Bipartisan Cafe (ビパーティザン・カフェ)』ってお店に寄って、チョコレートパイを購入。
このお店の内装、中々のメッセージ性!
奴隷解放宣言をしたリンカーン大統領に、公民権運動を指導したキング牧師やマルコムXの肖像画が所狭しと飾ってありました。
ちなみにカフェの名前の”bipartisan”ってのは「超党派」って意味。
民主党、共和党と2大政党のアメリカですが、党の垣根を越えて、自分たちが信ずることを発信するって意味合いでしょうね。
ラテも、この日、4杯目。
そして、ペドロはもう家族とご飯済ませてるだろうなって思ったんで、
「19:15」
ピザ食べながらペドロの家に向かおうと思い、ポートランドで3本の指に入ると言われるピザ屋さん、『Apizza Scholls (アピッツァ・ショールズ)』へ。
しかーし!
見通しが甘かった・・
この日は華金、ヤッタネ、金曜日。
お店に人が入りきらないほどの大行列、平気で1時間は待たされそうな感じだったので、予定変更。
「19:45」
でも、お腹はピザの気分になってから、もう1軒気になってたイタリアンレストラン、『Nostrana (ノストラーナ)』へ。
しかーし!!
ここもまた大行列&大繁盛・・・!!!
しかもテイクアウトやってないって言うし。。。
もう仕方ない、ペドロと約束した20時も迫っているから晩御飯はあきらめよう。
ペドロの家はポートランドの隣の『Gresham (グレシャム)』って市にあって、車で大体35分ほど。
「20:30」
ペドロ邸、到着。
ペドロの家族ともポートランドに行く度に会ってるから、子供たちも大して驚かず、「あ、また来たのね」っていう当たり前の感覚(笑)
これがまた嬉しい。
そして、ペドロとは本当に会話が尽きない。
会話の流れで、ペドロもまだ晩御飯を食べてないってことがわかり、二人でグレシャムのダウンタウンへ。
「ここはメキシコで食べるのと遜色ない味なんだ、ほぼ本場の味!」って、メキシコ人がそこまで大絶賛するメキシカンレストランがあったら、行くよね?
『Mojave Grill & Cantina (モハベ・グリル・アンド・カンティーナ)』という名のレストランで、まずは定番「ワカモレ」からスタート。
よく見る「ワカモレ」はペーストにされたものが多いですが、本場ではアボカドを豪快にゴロゴロっとしたまんま使用することが多いんですって。
ここのはそのパターン。
大好きな「シーフードカクテル (海老やたこの出汁が出た茹で汁に、トマト、アボカド、たまねぎなどを混ぜ合わせた食べるスープのようなもの)」を注文。
さすが、ほぼ本場の味と言わしめる味、んまい!!!
ペドロの影響でメキシコ料理が大好きになり、結構僕も色々食べていますが、ポートランドで食べたメキシコレストランではNo.1かも!
ここは是非また行きたい!
ペドロと僕は1歳違いで、二人とも40歳手前。
人生の転機になるような年齢を迎えるにあたって、お互い、今後の人生について色々考えていて、いつになくマジな話しをしましたね。
(大抵、写真をお願いすると、ぶれとる(笑))
時計を見ると22時をまわっていて、眠気もピークに。
「ほんじゃー、また!」と、ホテルへ戻り、倒れるように眠りにつく。
「23:55」
就寝。
・・・。
「5:55」
起床。
朝の番組を長年やってるおかげで朝はしっかり起きられる体になり、即行動!
前回のツアーでも堪能した「BIKETOWN (バイクタウン)」というシェアバイクで朝のライドを楽しみました。
自転車の街、ポートランドのBIKETOWN(バイクタウン)
自転車に乗ると改めてわかるのが、ポートランドの道の起伏の激しさ。
「Hawthorne Blvd (ホーソン・ブルーバード)」っていう通りを「ぜえはあ」言いながら、途中自転車から降りて引っ張ったりしながら、1時間くらいかけて通りの一番奥にあるコーヒーショップ『Albina Press (アルバイナ・プレス)』へ。
「6:52」
目覚めの、そして運動後のアイスラテ、染み渡ります。
実は、この後にお楽しみが待っていて・・
坂をうんとこ頑張って登ってきってことは、そうです、帰りは一気にくだっていくんです!
大好きな街の大好きな通りを、新鮮な空気吸い込んで思いっきり駆け抜けて行く!
こんなに気持ちの良いものはありません。
前回のツアーの時に発見した喜びだったんですが、もうニヤニヤが止まんなくて、かなり怪しいやつだったと思います。
これは今後、ポートランド滞在中の自分の定番となりそうです。
なんてったって、帰るその日に早起きさえすれば出来るってのが良い!
そして、通りをくだった先にあったのが・・
「7;40」
『Hot Bikini Brew (ホット・ビキニ・ブリュー) 』!
噂には聞いていた・・!
ビキニ着たお姉さんがコーヒー出すスタンドがあるって!
中を覗くと・・・いました、ビキニのお姉さん!
しかも、水着のビキニじゃなくて、ガチの下着のビキニ(笑)
さすがに写真はNG。
でも、 男って馬鹿よね・・さっき飲んだばっかりなのに・・買っちゃうよね・・ラテ。
「7:40」
ホテルに戻って、荷物をまとめてチェックアウト。
「8:40」
8時からオープンしてるってことで『Newseasons (ニューシーズンズ)』っていうスーパーマーケットへ。
家や番組スタッフ用にお土産、あと、帰りの機内で食べられるようの新鮮なフルーツも購入。
12時のフライトだから、空港には10時に着いてなきゃいけないんですが、ポートランドではやっぱり朝ごはんもしっかり楽しみたい!
ってことで、空港方面にあるお店、『Milk Glass Market (ミルク・グラス・マーケット)』へ。
「9:10」
9時オープンなのに、既に列が。
お店自慢の「Pudding (プディング)」とクッキーをテイクアウトで。
後で頂いたんですが、甘さもそこまでガッツリくる感じじゃなく、上品な味わいでこりゃ美味しい!
サラダも相当美味しそうだったので、また今度は店内でゆっくり楽しみたいです。
そして、隣にはコーヒー屋さんが。
「9:20」
『Blend Coffee (ブレンド・コーヒー)』のまたまたラテを購入(ホント好きよねぇ)し、空港へ。
「9:50」
空港到着。
レンタカーを返し、預ける荷物も無いので、スムーズにチェックインも終了。
1時間くらい空港内でショッピングを楽しみました。
「12:10(9月9日)」
成田へ向け出発。
・・・
「15:15(9月10日)」
成田到着。
・・と、いかがだったでしょうか?
駆け足ではありますが、駆け足でまわった1泊3日のポートランド旅行、「24 in PDX」をご紹介致しました。
今回の旅で強く感じたこと、それは、ポートランドは元気です!
相変わらずホームレスの数も多いですが、逆を言えば、彼ら・彼女たちを排除したりしない、ホームレスに優しい街でもあります。
閉業してしまうお店もありますが、金曜の夜はどこのお店も人でいっぱい、特に昔から愛されているお店は。
山火事も、まだ完全に消え去ったわけではないけれど、だいぶ落ち着いて、街のあちこちのレストランが特別メニューを作って、売上の一部を寄付したりしています。
昔からこの街はそうなんです。
「コミュニティー」で、お互いを支えあっているんです。
そして、ポールやペドロもそうでしたが、僕みたいに1泊3日でやってきたなんていう変わり者を、すんなり受け入れる、やっぱり変わり者の集まる街なんです。
どれだけブームになって騒がれようと、留学で初めて訪れた20年前から根本的な大事なところは何一つ変わっていません、断言します!
1泊3日の弾丸旅行だったからこそ、余計に、エスプレッソのように濃縮されたポートランドのエッセンスを強く感じました。
そして、もっともっとポートランドを身近に感じることも出来ました。
「この週末、空いてんなぁ・・そうだ、ポートランドに行こう!」
そう思えたことが、僕の中ではとても大きな”何か”でした。
今後の『Love It, Portland』ツアーや「ポートランドリビング」をはじめ、自分の人生とポートランド(オレゴン)の関わり方を考える上で、重要な旅になったことは間違いありません!