今回のツアーの初日、到着してすぐのお食事は、いきなりのポートランドイズム満載な場所にて。
「The Side Yard Farm And Kitchen(サイドヤードファーム&キッチン)」
ここは、ポートランドの中心地から車で10分ほどのところにある農場であり、屋外レストラン。(※限定アポイントのみ)
オーナーは女性農家さんのステイシーさん。
見た目がまずかっこいいんですよ。ビシッと横分けの短髪に右腕にはがっつりタトゥーが入ってるんですが、なんの絵柄かというと、お野菜。
自分が育ててる野菜への愛情と誇りがにじみ出ています。
お食事前に軽く農場案内をしてくれました。
「ちょっと食べてごらんよ、このハーブ、きゅうりの味がするから」
ってその場で積んで食べさせてくれるんです。そして、本当にきゅうりの味がした!
ハーブ系を中心に他では手に入りにくいお野菜も育て、「Farm To Table」(農場から食卓へ)、いや、「Seed To Table」(種から食卓へ)をどこよりもわかりやすいスタイルで実践。
作物は葉っぱ、茎、種と全てを調理にいかし、無駄なく全部使い切る。
パンも焼けるように石窯があるなど、基本的な食材は全部自分たちでまかなってます。
どうしても手に入らないお肉なんかも、必ずこの農場から半径20キロ圏内くらいのところから手に入れるようにしてるんですって。
全員で長テーブルを囲んで、いざお食事スタート!
オレンジ系のハーブが練りこんであるバターをつけて食べる自家製のパンから始まり、
ゴールデンビーツを使ったサラダ、
ハーブ満載グリルポーク・・・
どれもこれも、むーちゃくちゃ美味しかったです。
野菜やハーブにとって、ここは家みたいなもんですから、他所では見せない”素のまんま”を見せてるんでしょうね。
ステイシーさんの子育て上手!なんて素直な子たちなのよ!
本来の旨味から苦味まで全部素直に見せてくる。それでいて、決して嫌な苦味じゃない。その苦味があっての野菜本来の味なわけだし。
そして、この涼しくて気持ちが良いポートランドの夏の気候と共に、これまた地ビール(Commons Brewery)で乾杯。
最高に贅沢な時間でした。
このThe Side Yard Farm & Kitchen では、自主企画イベントもたくさんやってて、自転車でここまでライドしてきて、夜中に屋外映画鑑賞を楽しんだり、鶏肉持ち込みの鶏さばき教室があったり、これまたどれも参加してみたいものばかり!
日本が大好きで1年に1度は必ず来日しているというステイシーさん。
いつの日か名古屋に来てもらいたい。僕らのやってる「ポートランドリビング」に参加してくれてる生産者の皆さんと組んで、ここ名古屋でも同じようなことをやってみたいなって強く思います。