『Velo Cult Bike Shop』という自転車屋さんがポートランドにはあります。
以前も一度フラッと立ち寄ったことがあり、このblogでもご紹介したことがありますが、その時には分からなかったことがたくさん。
バイクタウン、ポートランド! 〜パート2(Velo Cult Bike Shop)〜
今回、お店に入るとまず目に飛び込んできたのがブルーグラスを生演奏する人たち!
何、何!??
どうやら地元の人たちが集まってこういうセッションをこの場で楽しんでるみたい。
もう一度言います。ここは自転車屋さんです。
格別に上手ってわけではないけど、なんかものすごくいいのよ、この雰囲気が!
今度はバーカウンターが。
ここではポートランドならではの地ビールの飲み比べができちゃう。
しかも可愛らしいスケートボード風のボードに乗って出てきます。
もう一度言います。ここは自転車屋さんです。
ここまでで感じられる「自転車屋らしさ」は、ホイール組んでる人がいたり、
ビールを飲む机の中に商品紹介を兼ねたいくつかの自転車パーツがあって、
こんなに広いのにも関わらず自転車がすこーしだけ置いてある・・
ってとこだけ。
夜はこのホイール組んでる人の作業場がどけられて、ステージになって、それこそミュージシャンたち招いてライブがあるみたいだし。
知らずに入ったら、自転車好きのオーナーさんがライブも聞けるバーを運営してんだろうなぁとしか思わない、絶対。
この日は運良くオーナーのスカイさんがいて、この「Velo Cult Bike Shop」というお店を案内してくれました!
「まず、こっちに来いよ」
いきなり裏口に連れていってくれて、見せてくれたのが、このウォールペインティング!
ファミコンをベースにしたもの。
「これは俺が好きだった「パンチアウト」ってゲームなんだ」
ほほー。ここもまた自転車と関係無い(笑)
裏口から中に入ると、シルクスクリーンをプリントする台が。
自分たちのお店のロゴ入りTシャツやパーカーをこれで一枚一枚刷ってるとのことなんですが、何がビックリって、そのロゴを2ヶ月に1回くらいのペースで変えているんですって!!
お店のロゴをよ!!
「だからデザイナーを雇ってんじゃん」と。
何度でも言います。ここは自転車屋さんです。
今度は地下室へ・・ん??地下室???
おー!ここでようやく現れた自転車たち!
でも、よくよく話を聞いてみると、これ、ほとんどがスカイさんの個人コレクションなんですって。
「中には人に売ったものもあるんだけど、その買った人が、ここにこうやって置いといてっていうからそのまま置いてあるのもあるんだ」
どういうこっちゃ(笑)
その自転車置き場の目の前には、なんとミニシアターが!!!
ここで上映会とかやったりするんですって。
しかもこの椅子、この自転車屋さんの近くにあるHolly Wood Theatre っていう昔っからある映画館で実際に使われてたものを建て替えのタイミングの時にもらってきたんですって。
だから本物の映画館の椅子!!
この日は Travel Portlandのジェフと一緒にいたんですが、実は彼はこの辺りがまさに地元。彼曰く、「1968年にこの映画館で初めて映画観た。『2001年宇宙の旅』ね。」と。
わーお。実際彼が当時座ったかもしれない椅子もあるかもなんだ。
ちなみにこちらがその映画館の外観。
Vero Cultにもどって、そのミニシアターの横には・・・
イエア!ロックスター!!
・・ストーンズやらガンズやらの楽屋かよ!!!
このいけない感じの机に妖艶な色使いね。
特別なゲストが来た時にVIPルームとして使用するんですって。
もう一度・・はい、そうです、自転車屋さんです。
もう「自転車」とは全くかけ離れたこの世界観、一体何がどうなってこういうお店が出来上がったのか?
スカイさんにお店が出来上がるまでの経緯とその想いを聞きました。
(後半へ~ つづく)