ポートランドの人たちは基本的に朝早起きです。
早い人だと始業時間が7時とかで、夕方3時には仕事を終え、そこから自由に自分の時間を楽しむなんてスタイルの人も。
さすがにそこまで朝早くから”仕事”を始めないにしても、朝の時間を有効活用する人は多いです。
ウォーキング、ランニング、トレッキング、ロードバイキング・・
こういう生活がしたくてNYなどの大都会から引っ越してくる人もいるほど。
この朝方の生活ゆえに、「朝食」にかける想いも人一倍。
これはポートランド観光局で働く友人、ジェフが言ってたのですが、「Morning Town(モーニングタウン)略して、MO(R)TOWN(モータウン)だよ」と。
そんな小粋なジョークも飛び出すほど、朝食に力を入れた店が多いです。
また、「~イズム」(こだわり)を持ったお店が多いです。
朝食の有名なお店をいくつかご紹介しましょう。
まずは「mothers(マザーズ)」。
店内は、名前の通り、ありとあらゆる”お母さん”の肖像画や写真が飾られています。
「田舎のお母さんの家に帰ってきたような」雰囲気作りをしているので、置いてあるシルバーや器など、どこかノスタルジックな懐かしいものが多く、出てくるメニューもいわゆるアメリカでは定番なパンケーキやスクランブルエッグにソーセージなどのプレートもの。
これまた自分たちが子供の頃から食べて育ったものを、改めて丁寧に美味しく提供してくれるってことで人気なお店です。
続いて「broder(ブローダー)」。
ダントツに美味しい!
丸いパンケーキだったり、ハッシュドポテトにハム&チーズ&ポーチドエッグなどのスウェーデン風の朝食が楽しめます。
お店は朝から大行列。週末だと2時間くらい待つことも。
でも、隣のバー(経営母体は別)は夜からの営業だからということで、そこを借りてウェイティングルームとして活用。こういう”お隣さん”が相互に協力しあってるのもとってもポートランド的。
「petti provance (プチ・プロバンス)は、フランスのプロヴァンス地方をイメージしたお店。
フランスからやってきたシェフが、もともとはベイカリー屋さんとしてスタート。口コミでどんどん人気が広がって、プレートで朝食を提供するレストランをオープン。
店で一番人気を誇るクロワッサンがあるんですが、そのクロワッサンを使ったエッグベネディクトはもう絶品・・たまごが溶け出したところにグレイビーと絡み合って、それがクロワッサンに染み込んだところをガブっと・・・最高でした。
ちょうどこのお店行った時、Marvin Gayeのようなお客さんがカウンターで1人朝食を食べていたんだけど、むちゃくちゃかっこよかったです。
ポートランドに行ったら、早起きはマスト!そして、朝食をどうぞ楽しんでください。