『Love It, Portland-Oregon』、初めての春ツアーを開催!
夏はありがたいことにリピーターさんも多いけれど、今回の旅はほとんどが初参加の方。
なので改めて原点に戻って、「ポートランド」の街のみにフォーカスした3泊5日の弾丸ツアー。
メインイベントとしては、NBA観戦、我らが『Portland Trail Blazers (ポートランド・トレイルブレイザーズ)』の応援も!!
初めてポートランドに行く方、はたまた初めて海外旅行に行く方も多かったので、お連れするこちら側も改めて気を引き締めてのドキドキツアーのスタートでした。
ではどんな旅になったか、順を追ってご紹介します。
Day 1
いつもよりも早くPDX (ポートランド空港)に到着。
通常9時間半くらいかかるところ、8時間半と、映画3本鑑賞してたらあっという間でした。
早めに到着しちゃったから、いつも僕らを安全にいろんな場所に連れてってくれるバスドライバーのスーザンもまだ到着してないかも・・と思いきや、
「あんたたちと会えるのが嬉しくて、ちゃんと早くから待ってたわよ!」って。
嬉しいねー。。。
まずは、ポートランドの食材や加工品をメインに取り扱うスーパー、『New Seasons (ニューシーズンズ)』へ。
ここでのお買い物もゆっくりできました。
いつも夏のツアーだと慌ただしく40分くらいで、バーっと決めてる感じだけど、今回は1時間以上の余裕があり、逆にちょっと時間を持て余すくらいに。
だったらあそこにも寄っちゃおう!
と言うことで、車で5分ほどのところにある『Kennedy School (ケネディ・スクール)』へ!
元々は学校だった場所で、廃校になり、そこを「McMenamins (マクメナミンズ)」という兄弟が買取、醸造所とバーとレストランとホテルを併設した施設に改装。
ポートランドが今ほど注目されるずっと前から「Weird 」(奇妙な)ことし続け、街を活性化して来た最重要人物たちです。
飾ってある絵も中世ヨーロッパ調なものから、アジアンテイストな置物まで全部バラバラ。
無茶苦茶なんだけど、全体を見るとどこか統一されている。
きっと軸にあるのは、「自分がクールだと思ったから」ってシンプルな理由。
これぞポートランドが「Weird」呼ばれる所以であり、街の本質の部分です。
いよいよお昼ご飯を食べに『The Side Yard Farm & Kitchen(ザ・サイドヤードファーム・アンド・キッチン)』へ。
夏と比べるととっても寒かったけれど、女性農家のステイシーさん、火を焚いてくれて、暖をとりながらの食事も乙なもの。
あと1週間くらいすると作物も芽を出し出すみたい。
そして、やっぱり美味しい!
全てが美味しい!
自家製のパン、サラダから始まり、ニョッキのクリームソース和え、メインの豚肉のローストまで。
ステイシーさん、料理はお母さんから自然と学んだそうで、特に塩の使い方、最高。
毎年日本には来てるんだけど、今年の秋こそ名古屋に行きたい、と。
おいでおいで!
僕らの農家さんの仲間たちが集まる『ポートランドリビング』を開催する時期に合わせて来てもらいたいね!
今回、そんな『ポートランドリビング』の仲間でもある女性農家さんの生田さんが、ついにステイシーさんと対面ができたことが、本当に嬉しかったし、感慨深かった。。
こうやってどんどん愛知とポートランドが繋がっていくことを願ってます。
てか、ステイシーさん、その前にまた今度の夏ね!(笑)
ポートランドのローカルスター 〜ステイシー・ギブンスさん〜
14時半、ホテルに早めにチェックイン。
宿泊するのは夏と一緒、『Dosier Hotel (ドシエール・ホテル)』。
ホテルスタッフの皆さんとも顔見知りになって、すごく感じよくしてくれる。
チェックインも、「全員分、もう完了してるから!」って。
ちょっとしたことかもしれないけれど、本当に嬉しい心遣い。
スーザンやステイシーもだけど、こうやって人と人が顔を合わせて付き合いを重ねられることって本当にありがたいことだし、大切なことだと実感。
ちょっと話がそれるけど、僕はこれこそ「人脈」だと思ってます。
やたら滅多に名刺交換するとかではなく、「脈」、つまり、血の通った関係性をいかに築くことができるかってことね。
『Dosier Hotel』のスタッフの皆さんのスムーズなチェックインのおかげで、時間もとっても有効に使える。
ここから各自自由行動スタートです。
鰐部さんはレンタカーで、『Danner (ダナー)』のアウトレットへ行きたかった方々をお連れすることに。
今回の旅は初めての方も多かったので、スモールグループを作って、個人的にポートランドのダウンタウンをご案内。
まずはやっぱり『Ace Hotel (エース・ホテル)』へ。
ツッコミどころ満載よね、宿泊するホテル着いて早々に、また別のホテルに観光に行くって(笑)
でもこれもまたポートランド。
今みたいにポートランドが世界中から注目される都市になったのが2000年台後半。
その頃からランドマーク的存在として、ポートランドを牽引した場所でもあるので。
隣の『Stumptown Coffee (スタンプタウンコーヒー)』も、もちろん寄りました。
ここもまた世界的なコーヒームーブメント「サードウェーブ」を牽引したトップランナーの一つ。
今はカリフォルニアの会社に売却されてポートランドの会社では無くなったけれど、それでもNew Seasonsだったりブレイザーズだったり、地元の企業やチームとコラボしたりして、ローカルに徹する姿勢は保ち、レペゼンポートランドであることは変わらず。
次々と新しいコーヒーショップができてたから、ずっとここのコーヒーはご無沙汰だったけれど、久々に飲んで自分の今の好みバッチリの味であることを再確認。
大分ライトで少し酸味やフルーティーさを絶妙に前に出した感じのラテが美味しかったです。
続いては、『Tender Loving Empire (テンダー・ラビング・エンパイア)』へ。
地元アーティストを応援しようと、自らもアーティストだったオーナーが立ち上げたお店。
店内には、地元ミュージシャンのCDやレコードはもちろん、ポストカードや雑貨まで、可愛らしいグッズも多く陳列されています。
ポートランドのお土産を買うなら、ここは間違いない。
アーティストの何が大変ってやっぱり食べて行くこと。
創作活動に没頭できるよう、グッズを販売してもらって収入が入るシステムってのは素晴らしいよね。
これもまたポートランドらしい一面であり、今の世の中で最重要になりつつある「コミュニティ」の定義を持ったお店。
たくさんの方のご要望いただき、『Potland Gear (ポートランドギア)』にも行きました。
ポートランドの「P」の文字の中にオレゴン州の形をデザインしたロゴをインスタグラムに投稿したことで一躍有名になり、今やポートランドを代表するアパレルブランドとなった『Portland Gear』。
オーナーでありデザイナーのマーカスは25歳の時にこの手法で企業。
今も、インスタグラムでデザインやポートランドを表現する標語などを公募して、それを作品に落とし込むなど、ファンとインタラクティブな関係を築くことで「ものを売る」ことに成功しているブランド。
Amazonなどの存在により、実店舗で「ものを売る」ことがどれだけ大変かは一目瞭然。
ポートランドでも、閑古鳥が鳴くお店も結構あるなか、彼らのお店はいつ行ってもお客さんの心を掴んでる。
僕らが行った翌日は在庫一掃セールを開催し、ワンブロックを2周にわたって人が行列を成すほど(計2200名!)の大成功っぷり。
ここもまた「コミュニティ」作りに力を入れることの重要性を説いてくれるお店でもあります。
また別のコーヒーショップ『North West Coffee House (ノース・ウェスト・コーヒーハウス)』でのんびり。
ワンオペにも関わらず10人ほどがラテを頼み続けちゃって、ごめんね(笑)
そして、今回、動画を中心に撮っていたので、鰐部さんと一緒に行動してない時は写真がほとんどございません、あしからず(笑)
動画はまたまとめてアップするので、お楽しみに!
夜は希望者を募って、これまたレペゼンポートランドのお店が集まった(ちょっと高級な)フードコート『Pine Street Market (パイン・ストリート・マーケット)』へ。
『Pollo Bravo (ポヨ・ブラボ)』、『Salt & Straw (ソルト・アンド・ストロー』、『Kim Jong Grillin’ (キム・ジョン・グリリン)』、そして『Marukin Ramen (マルキン・ラーメン)』などなど、ポートランドで有名なレストランやフードカートのお店の”セカンドライン”というか”別ライン”のお店が集まる場所。
普段お店で出しているメニューとは別のメニューを提供するのが条件だそうです。
例えば、普段アイスクリーム屋さんなら、ここではソフトクリームを出す、みたいな。
これもまたポートランドらしい”遊び心”があって、好きなところ。
中でも、『Bless Your Heart Burgers (ブレス・ユア・ハート・バーガーズ)』の「LL COOL J Burger (なんでこの名前!?(笑))」ってのを食べたけれど、むちゃくちゃ美味しかった。
自分が食べたバーガー史上でもトップレベルに躍り出た逸品!!!
ここはポートランドに行く度に寄りたいお店になったかも!!!
その他にもみんなでチキンやビーガンラーメンをシェアして食べたりと、『Pine Street Market』は、僕らみたいなツアーや団体で来るにはもってこいの場所です。
お腹はいっぱいだけれど、これまたレペゼンポートランドなお店なので、『VooDooDonuts (ブードゥー・ドーナツ)』にも寄りました。
現金主義にこだわり続けたお店が、ついにクレジットカード対応に!(笑)
元々そういう変なこだわり持つところもポートランドらしいところなんだけど、あまりのお店の認知度の高さから対応しきれなくなったんだろうね。
ドーナツ自体は日本人の僕らからすると甘すぎるし奇抜すぎるんだけど、グッズなどは可愛くて、お土産にも最適。
ドーナツみたいに真ん中に穴が空いてあるマグカップと、彼らの代表作でもあるブードゥー教の人形を模したドーナツの絵柄のTシャツを購入。
このお店、24時間営業だから、帰国するギリギリまで買い物を悩めるのもまた良い。
ちゃんとお店近くのこの文字の前でも記念撮影!
「KEEP PORTLAND WEIRD」!
いつもよりも長く感じた1日目もこれにて終了です。
いやはや、溶けるようにして、夜中11時には就寝。