ピクルス観戦後、ここから、いよいよベンドへ。
ベンドはドライバーのスーザンさんが13年住んだ街だったそうで、
「任せてちょうだい!」って、心強い!
3時間の長い道中、ツアー参加者の中にKingrass Hoppersという岐阜のHIPHOPグループのDJ QONくんもいて、自前のミュージックリストで車内を演出してくれました。
オレゴンのどこまでも広がる大地と竹内まりや、最高だったよ。
ベンド到着、この日の夜は完全自由行動。
ちょうどこの週末、ミュージック&アートフェスを街のど真ん中で開催していたんで、皆さん夜も精力的に動かれてました。
僕は”食の街”ベンドを、オレゴンの両親、ジェーンとブルースと共に満喫。
以前、一度だけ行ったことがあって、忘れられない味となった、『Zydeco (ザイデコ)』のジャンバラヤがどうしても食べたくて食べたくて、この日の夜、予約しておきました。
ジェフと新婚さんの西田夫妻も参加しての食事会。
楽しかった、そしてやっぱり美味しかった!
「いつかこういう美味しい食事をツアーとか何かで人をお連れして、一緒に食べたいなあ」って、初めて食べた時にそう思った記憶が色々と蘇りました。
願い叶ったぜ、7年前の俺!
この夜、ジェーンとブルースが泊まってるホテルもまたオレゴンらしいところ。
McMinamines (マクミナミンズ)って兄弟が古い建物を買い取って、そこに醸造所やレストラン、宿泊施設なんかを併設した場所をオレゴンのそこら中にオープンしてるんです。
例えば、ポートランドだと、『Kennedy Schook (ケネディ・スクール)』や『Crystal Hotel (クリスタル・ホテル)』ってのがあるんですが、ベンドの街には『McMenamins Old St. Francis School(マクミナミンズ・オールド・セント・フランシス・スクール)』という元はカトリックの寄宿学校だった場所。
廊下に飾られているのは、当時の校長先生だったり、名物先生だったりの写真や肖像画。
そして、ミュージシャンたちのポスターやアート作品なども。
彼らに対するリスペクトをしっかり表現しつつ、これまたマクミナミンズらしい遊び心も。
ジェーンとブルースがチェックインする時に、
「青いランプの下には隠し部屋があるから探してご覧よ。」
なんて言われたらしく、実際にそこの壁を押してみると・・
うわー!
本当に隠れた空間がーー!
なんに使うかわかんないけれどもーーー!!
しかも一箇所ならず、何箇所かにもーー!
ちゃんと中までしっかり世界観が作り込まれてるーー!
何の世界観かはわからないけれどもーーーー!!
こういうとこなんです、オレゴンって。
どんなことするにも絶対に忘れない、”遊び心”。
僕が留学時代、オレゴンでの生活の中で一番学んだことかもしれません。
ジェーンとブルースにお土産渡してバイバイして、ホテルに戻ると、ちょうど星空観測ツアーの集合時間。
これまた以前、このセントラルオレゴンに滞在した時に、とんでもなく綺麗な星空を眺めたことがあって、いつかツアーでも実現したいなって思っていたら、ベンド歴13年の我らがドライバー、スーザンさんが、
「アチキに任しときなって!」
と、何とも頼もしい姐さんっぷりを発揮してくれて、僕らをガイドしてくれることに。
しかーし、彼女が最初にプランしてた場所が閉鎖されていて、そこには行けず、次に向かった場所も子供が学校通ってた地域にって向かってくれたんですが、これも夜中の真っ暗の中、なかなか見つからず。
でも、僕たち、スーザン、信じてる。
スーザン、見つけた、良い場所!
ちょっとそこ車ビュンビュンけど、星いっぱい!!
流れ星見つけただから、お願いごと。
「子供たちが笑顔いっぱい、このツアーずっと続いて笑顔いっぱい、シーホース優勝、笑顔いっぱい!!」
スーザン、ありがーとーー!
鰐部さんはじめ、ツアー参加者の皆様、カメラにこだわってる方も多いので、素敵なお写真もいっぱい頂きました。
こうして、長い長い二日目の夜も更けていきました。
(3日目へ、つづく)