ポートランドに行ったならば、かならず寄ってもらいたい場所があります。
それが、「Kennedy School(ケネディ・スクール)」。
元々は廃校になってしまった小学校。
ここを買い取ったのが、「Mcmenamins(マクメナミンズ)」という、これまたとってもポートランドらしい会社。
創始者はブライアン・マクメナミンとマイク・マクメナミンという兄弟。
ポートランドが今ほど注目されるずっとずっと前、1970年代から彼らはこの街を「Weird(奇妙な)」に創りあげていった最大の功労者です。
今では当たり前のように存在する「ブルワリー(醸造所)」と「パブ」が一緒になった「ブルーパブ」をオープンさせたパイオニアでもあります。
”ただ飲める”ってだけじゃ意味がない。そこが本当に面白い場所じゃなければ・・
彼らはこの信念の元、大人だけじゃなく子供たちもワイワイ集まれる「ブルーパブ」創りをしていきました。
その典型的な例がこの「ケネディー・スクール」。
教室だった部屋は、レストラン、パブに。
中庭にプールも。
さらには、宿泊部屋までも。
体育館のような講堂は、ミニシアターに。(以前、ワールドカップ決勝のタイミングでここに行った時は、ここでパブリックビューイングやってました)
そして、廊下いっぱいに飾られる全く統一性の無い、ちょっと奇妙なアートや絵画の数々。
一つ一つ見たら本当にバラバラなんです。好きなもんや気になったもんを、ただただ集めましたみたいな感じ。
ギフトショップに並ぶオリジナルグッズはどれもタロットカードの絵柄のようなものばかりで・・
でもね・・不思議なことに全体で見ると・・どのピースもピシャッとはまり、全てが「ケネディー・スクール」を形成してるんです。
これってポートランドの街にも言えることで、一つ一つはバラバラでいびつでも、全体を通してみるとそこに統一感がある。
どんなに変わった人でも(というか、そんな人ばっかりなんだけど)、必ず自分の居場所がそこにある。
言うなれば、ジグソーパズル。
「ケネディー・スクール」は、昔からのそんなポートランドを凝縮したような場所なんです。
実は第1回目の『Love It, Portland(ラブイット ポートランド)』ツアー(2014年)の時、ここに訪れました。
(ツアー時の写真はその時の参加者の方から頂きました!)
オプションツアーではあったんですが、参加者の皆さんと一緒にピザを食べました。
今年のツアー、改めてこの”魅惑の地”へ訪問予定です!