ポートランドは恵まれた水と大地の恩恵を受け、地ビールとコーヒーの文化がどこよりも花開いています。
でも、もう少し大きく「オレゴン」という視点から見ると、実は、ワインもとっても有名なんですね。
ポートランドから南西に車で1時間ほど行くと、Willamet Valleyという丘陵地隊が広がります。
ここの大地と気候が、葡萄作り、特にピノという品種の葡萄作りにとても適していたそうです。
遡ること50年ほど前くらいからその動きは始まったそうです。
フランスからもワイン醸造家が移住してきたりして、どんどんその規模は大きくなっていきました。
オレゴンのワイン文化が花開いたのは、1970年代。それまではピノ・ノワールというとフランスのブルゴーニュ地方が有名だったんですが、なんとブラインドテイスティング(目隠ししながらワインを飲む)の大会で、オレゴンのピノノワールがフランスに圧勝!
そこから世界のワイン愛好家たちに知られるようになっていったそうです。
先日行った旅行では、そんなワインカントリー、オレゴンのDundee (ダンディー)っていう渋い名前の街に宿をとりました。
「Black Walnut Inn(ブラックウォルナットイン)」
ここはワイナリーではなくて、Vineyardといって、ワイン用の葡萄を作る大きな畑を所有するオーナーが経営する宿。
目の前に広がるのが葡萄、葡萄、葡萄の木!
・・はい、今は冬なので、何も実ってなかったですが。
それでも、この広大な土地とここから眺められるオレゴンの山々!最高の景色でした!
(朝はオレゴン富士とも呼ばれる山、マウント・フッドを拝めることも!)
初日は、オーナーの奥さんに、
「今日のお客さんはあなただけよ。私たちも出ちゃうから、あなたと、地下に住んでる92歳のお義父さんの二人だけだから!エンジョイ!」
おぉ・・92歳のおじいちゃんと「エンジョイ!」言われましても・・この山の中、何かちょっと不安になるようなこと言われましたが、旅の疲れもあってグッスリ爆睡。
朝食が美味しかったー。
裏庭にニワトリ飼ってて、とれたて卵のオムレツ。
野菜も肉も、もちろん地のものにこだわってました。
オーナーにこの辺りのオススメのワイナリーを聞いて、ダンディの街に。
昔は狐(の毛皮のため)の農場だったっていう『Fox Farm』と、
看板も何もだしてない『Chapter 24』っていうテイスティングルームへ。
昔映画で観た『サイドウェイ』のあの世界がここに!(あれはカリフォルニアのナパでしたけどね)
えー、一人で行くなんて初体験だし、ワインに全く詳しくないので、なんかマナー違反はないか、気の利いたコメントしなきゃいけないのかなど、色々ドキドキしながらテイスティングしてました(笑)
単純に自分の”好み”で選んで購入。もちろん買わなくても大丈夫でしたが、せっかくだったんでね、お土産に。
値段はそれこそ20ドルくらいのものから100ドルくらいするものまで、幅広いです。
「Fox Farm」も「Chapter24」もテイスティングルームだったんですが、それこそこのエリアには至るところにワイナリーがあるので、中には目の前に葡萄畑が広がって、そこでのんびりテイスティング出来るなんてところも。
ポートランドから少し足を伸ばして、オレゴンのワイナリー巡り、最高です!!
今度の『Love It, Portland』ツアーのオプションとして組み込もうかしら・・・!?
「レッドさんと行く、オレゴンワインカントリー!」の記事はこちらから