お休み頂いてまたまたオレゴン州はポートランドに行ってきました!
今回の旅のメインイベントは・・・我らがポートランド・トレイルブレイザーズvs今をときめくゴールデンステイト・ウォリアーズの試合を生観戦すること!!!
お休みの計画を立てている時に、自分の予定とブレイザーズの予定を照らし合せながらみていたんですが、このカードを見つけた時にここしか無いって思いましたね。
ブレイザーズは以前も熱く取り上げているので、ここでは簡単に対戦相手である「ウォリアーズ」というチームをご説明いたします。
まず、昨シーズンのNBAチャンピオンチームです。
ステフォン・カリーというお父さんもNBA選手だったという2世の選手がいます。
カリーはとんでもなくシュートが上手です。
なんか言葉足らずな説明になってしまってますが、えっとですね、どれくらい上手かっていうと、ハーフラインくらいからもポンポン普通に決めてしまうんです。
ヒョイヒョイヒョイってドリブルしながら動いて、ほんの少しでもディフェンスとの間が空いたらこれまたヒョイってシュートぶん投げるように打っちゃいます。入っちゃいます。
ゴールから近くて、相手の選手がブロックしようと飛んできたら、その相手の手をかわすようにヒョイって上に投げちゃいます。入っちゃいます。
もうぶつかって止めるしかないって相手はファウルして止めようとするんですが、ぶつかりながらヒョイって投げちゃいます。入っちゃいます。
ヒョイヒョイ投げては入っちゃいます。
おヒョイさんです。
想像してください。あなたがゲームコントローラーを持っていて、特別な技を出すのに、十字キーやらAやらBやらのボタンを複雑にかつ同時に動かさないといけないのに、あなたの対戦相手はAボタン押すだけで必殺技が何度だって出来てしまう。
まさにそんな感じです。誰かがどこかでカリーというプレイヤーのAボタン押してます、絶対。
と書きつつもカリーは感じもとっても良いし、バスケットに対する情熱も人一倍持ってて好きな選手です。
ファンも本当に多い。
が、対戦する時は別!
そんなトンデモな選手、カリーを中心に、チームメイト全員がディフェンスも頑張るわ、献身的だわで、今シーズンも快進撃を続けています。
このブレイザーズ戦を前にして50勝4敗。
このままいくと、あの神様マイケル・ジョーダンがいた頃のブルズが達成したシーズン72勝10敗という破られることないだろうと思われた記録を更新する勢いです。
そんなまさに”今をときめく”ウォリアーズとの1戦!
ワクワクよりもどちらかというドキドキ緊張しながら真っ赤に燃える我らがホームコート、MODA CENTERへ。
だって・・これだけの勢いのあるチーム、もしかしたら立ち直れないくらいコテンパンにやられてしまうかもしれない・・って不安も正直ありました。
会場に入ってまずビックリしたのが、ウォリアーズファンの多さ!
ブレイザーズは赤、ウォリアーズが青がメインの色なんですが、ほら、結構いるでしょ?
選手紹介の時なんか、ウォリアーズの選手への声援の方が大きかったんじゃないかってくらい。
おいおいおいー。
馬鹿野郎、この野郎、何を不安がってんだ、俺は!!見せてやろうじゃねぇか、我らがブレイザーズの魂ってやつをよ!!
なんか自分の中でも火がつきました。
ホームコートアナウンサー、マークさんの「You guys are the 6th man of this team!!(あなたたちはこのチームの6番目の選手です!)」の声と共に叫びまくりました!
試合スタート。
もうね、細かい一つ一つのプレーや試合展開は興奮してたからうろ覚えなんですが、確か、最初結構自分たちのペースで試合が進んでそれなりにリードしてたんだけど、第2クォーター入ったら追い上げられてその点差が段々縮まったんですよ。
でも、前半は6点リードのまま折り返し。
後半です。その時はやってきました。
相変わらずカリーはヒョイヒョイ嫌なところで決めてきてたんですが、それにも増して”ボンボン”決めてたのが、我らがエース、デイミアン・リラード!!!
(カリーのヒョイヒョイに対して、リラードは”ボンボン”です。なんかシュートの打ち方もだし、ボールがリングを通過する時が強く打ちつけられる感じで”ボン”です)
カリーが普段やってるようなことをこの日はリラードがウォリアーズに対して、ボン、ボン、ボンボボン!!
ボール持ったら、ボン、ボボン!
遠くにいても、ボン、ボボン!!
ぶつかられてもボン、ボボン!!!
後半はウォリアーズに反撃ののろしすらあげさせなかったです!!!
最終的にリラード、51得点というキャリアハイ!!!
チームもあのウォリアーズに対して、137-105と圧勝も圧勝!!!
ウォリアーズがスパーズやキャブスといった強豪チームにやってきたことを、ブレイザーズがウォリアーズに対してやったったぞーーー!!!!!!!
興奮が止まらなかった。一人での観戦だったんですが、帰り際、その興奮が冷めやらず、「シャッ!」と小さくガッツポーズした瞬間、すれ違った女性に思いっきり見られてしまい、
「ハーハッハッハッハハー!」
って笑われてしまいました。でも、その後、
「わかる、わかるわよ!」って(笑)
嗚呼、なんて素晴らしい夜なんだろうか!
こんな素晴らしい歴史的な瞬間、試合に立ち会えたこと・・もうそれだけで、僕はこれから生きていける気がします。